​ARTWORK

EATH SCAPE-地脈の蠢き- 2018.8

場所:西会津国際芸術村

現地で採取した土を画材に、世界を凝縮した密度の高い絵を描く佐藤香は、
その土地の土を使う事により、その地が発しているであろう”蠢き”を表現している。
今回の展示では、サウンドクリエーター大岡真一郎が採集した西会津の水音と共に、作者がこれまでに描いてきた各地の作品と、西会津で制作された新作を連続した空間として構成している。
作品同士の共振は、作者が西会津の集落で感じた、古来からの生活領域であるムラから、ノラを経て、生命の源泉であるヤマ、そしてその胎内へと向かう空間の関係性であるとともに、その共振は、会場である西会津国際芸術村に集まる多様な “余所者” が生み出す西会津との共振でもある。

​イベント「都路をゆく」2018.3 空間演出担当。

素材:田村市都路町の木、土、茅、藁、蔓(背景作品:「私の故郷、福島」2012.)

​場所:ふくしま中央森林組合都路事業所 旧オガ工場

コンセプト:

田村市都路町はシイタケ原木栽培を主とした広葉樹が広がる里山の風景が残っている地域です。しかし、震災による原発事故の影響で環境や山の在り方が大きく変わりました。そんな中「みんなで都路町を見つめ直していく」という企画者のコンセプトの元、地元の方に協力を依頼し、地元の木材で椅子、オブジェ、床にはウッドチップを敷き、里山の森のお話会のイメージで空間を作り、座布団からステージまで里山の素材で空間を作りました。ステージでは講談師の神田陽子師匠の民話などの講談が披露されました。

主催:都路町観光協会

共催:ふくしま中央森林組合都路事業所、田村市復興応援隊

後援:田村市、都路町商工会

生まれる、または還る 2017.12 「都路観光マップ」にて

素材:杉板に都路周辺の土、藁、墨、キジ

サイズ:4m×2m

場所:福島中央森林組合都路町事業所 旧オガ工場

コンセプト:

​福島県田村市都路町は震災の原発事故の影響で、一時避難範囲に入った地域です。1017年現在では、震災前の生活を取り戻しているように見えますが変わってしまった生活や価値はなかなか取り戻すことはできません。

根源 2017.10「木曽平沢 漆器まつり」にて

素材:不織布に木曽周辺の土、漆の木、陶器、漆

サイズ:2m×15m

場所:アートスペース二四重(長野県塩尻市)

コンセプト:

この絵は木曽平沢の土と漆に関係がある土、漆の木を使って制作しています。橋戸や近所の神社から、漆で使うサビ土や漆の畑とその周辺の土などです。

作品を制作するにあたり、木曽平沢にも縄文土器が発掘されたことを知ったことからテーマを根源にしました。樹液がついたままの漆の木と掻いた後の木片、文明の根源である縄文の土器が発掘された場所の土など、根源を感じる素材を使っています。

また、ワークショップで制作した野焼きの土のお面に木曽平沢の人々が漆で描いた縄文人の顔が土の絵と共に展示されています。お面の表情は髭がある人、目つきが鋭い人、かわいい模様がある人みんな違う顔をしています。縄文人のようであり、描いた現代人そのままを映しているようであり。古代も現代も変わらない顔をしているのかもしれません。

絵具になる前の土、漆製品になる前の漆の木、古代人のような顔、生々しい素材の絵の中で大昔を思い起こし、現代の木曽平沢の風景とリンクするような作品です。

​只、そこにあるだけ 2016.10「富士の山ビエンナーレ」にて

 

素材:麻布に福島の土、水溶性樹脂

サイズ:4m×3m、2m×3m

場所:旧常盤邸(静岡県富士市)

撮影:松尾宇人

コンセプト:富士市は日本を代表する富士山の麓にあります。富士山は一つしかないけど、日本全国には「ふるさと富士」といものがいくつも存在します。私の故郷の福島にも勿論あり、この絵は福島の富士山の土で描いています。大きな絵は会津磐梯山(会津富士)と吾妻小富士、小さい絵は出身地の片曽山(田村富士)。どの山も只そこにあっただけですが、眺める人の心が遠い富士山を思い起こさせたのでしょう。遥々、福島から土を運び、遠い静岡で描きました。

小さいシリーズ 2016.8

素材:茅に土、水溶性樹脂(一部、和紙に土)

サイズ:それぞれ60cm以内

モデル展示:星画廊(福島県喜多方市)

 

 

獣シリーズ 2016.2 「半農半芸プロジェクト」にて

素材:麻布に茨城県取手市の土、水溶性樹脂

サイズ:それぞれ約2m×3m

場所:上野駅通路のショーウィンドー、3331(東京都秋葉原)

月夜乱舞 2015.11「アートいちはら 秋」にて

 

素材:和紙に千葉県市原市の土、水溶性樹脂

サイズ:2.5m×18m

場所:あそうばらの谷(千葉県市原市)

コンセプト:

あそうばらの谷とう家の回りは民家や明かりがあまりなく、目の前の原っぱには猪が泥遊びをしている跡がありました。その泥を使い、秋の月夜の光に浮かび上がる動物、植物などの生命の高揚感を描いています。

原子へと続く道 2015.8「大地の芸術祭」にて

素材:和紙に新潟県十日町下条地区の土、水溶性樹脂

サイズ:約5m×18m

場所:もぐらの館(新潟県十日町市)

​撮影:石塚元太良

コンセプト:

十日町市下条地区の約14種類の土で描いています。

​豊かな土の色が取れるこの地域は、同時に風景の豊かさを感じます。元小学校の階段踊り場という独特な場所を利用して一つの生命の体の中を通る絵にしました。足元からエネルギーがあふれ出し階段を上がるごとに色が灰色になり、やがて枯れていくような。一つの生命の一生を体現する作品です。

生まれる、または還る 2014.8「全ての場所が世界の真ん中1/100,000妻有」にて

 

素材:不織布に十日町下条地区の土、水溶性樹脂

サイズ:8m×4m

場所:キナーレ(新潟県十日町市)

 

コンセプト:

新潟のこの地域の土はとにかく美しい。生命を感じさせる色合いに触発されて、描いたのは母のお腹に眠る胎児のイメージでした。真っ赤に燃える土の色は、生命を宿したばかりのエネルギーを感じました。​

蠢く闇 2014.6「手作り本仕込みゲイジュツ」にて

 

素材:和紙に福島県猪苗代町の土、水溶性樹脂

サイズ:約3m×15m

場所:はじまりの美術館(福島県猪苗代町)

 

​コンセプト:

夜桜を目にすると、桜の妖艶さと空気に蠢く何かを感じます。何かとは何か?闇に紛れる蠢く生命を土の存在感によって捕らえたいと思い描きました。

山々の眠り 2013.10「風と土の芸術祭」にて

 

素材:不織布に福島県会津美里町の土、水溶性樹脂

サイズ:1.8m×15m

場所:元荒池スーパー(福島県会津美里町)

 

コンセプト:

会津美里町本郷の14か所から採取した土を使い描いています。

​陶芸の町であるこの場所は、山から取れる土も鉱物のような白い色が多く、床に使用した土も陶芸になる土で描いています。本郷からみる山々は、浮世絵のように重なり合いとても穏やかに眠っているようでした。陶器の根源の土がそこにあるのかと思うと、なんだか安心します。

蠢きだす鼓動 2013.8「原始感覚美術祭」にて

 

素材:木崎湖周辺を主とした大町市の土、水溶性樹脂

サイズ:8畳の畳の部屋、側面と天井部

場所:まれびとの家(長野県大町市)

 

コンセプト:

主に木崎湖周辺の大町市内13か所から採取した土を使用しています。

採取した土の中には30万年前や100万年前に蓄積されたモノもあります。そんな土に触れていると世界の成り立ちがわかった気がしてきます。世界はいつだってグロテスクで美しい渦の中にあり、その始まりはいつも母のお腹で眠る胎児のように渦をまいているような。千年後もきっとそれは変わらないままなのでしょう。

花々の夢 2014.12「新・喜多方美術倶楽部 喜多方で学ぶ北の魅力」にて

 

素材:土壁に漆喰と喜多方の土、板壁に喜多方の土と水溶性樹脂

サイズ:12畳ほどの土蔵

場所:絵本の蔵(福島県喜多方市)

 

コンセプト:

​「絵本の蔵」は地域の人々が集まり、本を読んだり談笑するための場所です。子供たちが集まる蔵に、絵本の中に入ったような空間をつくりました。花々は、植物の様であり動物の様であり。古代からの言い伝えを想像するような絵です。

宴 2012.10「会津・漆の芸術祭」にて

 

素材:和紙に福島県喜多方市の土、漆、水溶性樹脂

サイズ:10m×3m

​場所:蔵の里(福島県喜多方市)

​撮影:篠原誠司

 

コンセプト:

福島県喜多方市の各所で採取した土と産地である漆で描いています。江戸時代に建てられた茅葺き屋根の家の中に漆の器と共に展示しました。

​モノが生まれる宴の席に捧げる供物であり、モノが形を失ってから還る循環の場所。そこは人も漆もみんな同じ渦の中にあり、強烈なエネルギーを放ち蠢いているのだということを表現しています。

個展「すべては渦の中にある」2012.4「​pepper’s Gallery」(銀座)にて

 

作品:私の故郷、福島

私の故郷、福島 2012.3「東京藝術大学院卒業展」にて

素材:和紙に福島県田村市の土、水溶性樹脂

​サイズ:10m×4m

場所:東京藝術大学

コンセプト:

この作品に使用した土は、私の故郷の福島県田村市にある実家周辺の土です。福島第一原子力発電所からは40kmです。

​震災の時に、私の故郷のモノは検査しなければ安全なモノなのかわからなくなり、価値観が変わった瞬間をみんなが感じた出来事でした。この展示で福島の土を使用した理由は、観る人を怖がらせたり危険に晒したりしたいわけではなく、ただの故郷自慢のようなものです。私の故郷は美しいまま、たとえ汚染されようと。それだけは変わらない真実だということを見てほしいと思い絵を描きました。

Subject: My hometown, Fukushima 2012.3

             "Tokyo National University of the Art of Graduation Exhibition"

Material: Soil of Tamura City, (Fukushima),Washi, water-soluble resin

Size: 10m × 4m

Place: Tokyo University of the Arts

 

concept:

My hometown,Sangouuchieria,Funehiki town,Tamura city,Fukushima,Japan.

All the soil I used to make this work is found within 200m from my family home,which is 40 km from Fukushima nuclear power plant.

After that day (2011.3.11),everything had to be checked for its level of radiation. I did not know what to believe anymore and what people valued suddenly became unclear.

This exhibition concerns itself not with fear of radiation nor issues of nuclear power but rather about my love for my hometown.

My hometown is still beautiful even though it has been contaminated by radiation.It is because of this beauty that I have created these paintings.

 

I draw to condensed the earth with the soil or other material sampled from locally place.
By using the materials of the land, it expresses "life force of essential "that the place emit.
In this exhibition, together with the water sound of Nishiaizu, collected by sound creator ShinichiroOoka, the work of each place which the author has drawn and the new work produced at Nishi Aizu are composed as a continuous space.
and water sound is also “life force of essential ”,It connects the land and visitors.

© 2023 EK(著作権表示の例)Wix.comで作成されました。

  • w-facebook
  • Twitter Clean
  • w-flickr
This site was designed with the
.com
website builder. Create your website today.
Start Now